映画『夜勤事件』ビジュアルテキスト映画『夜勤事件』ビジュアルテキスト

Z世代を中心に絶大な人気を誇る日本のインディーゲーム制作チーム・Chilla’s Art(チラズアート)。日常のすぐ隣に潜む“違和感”を鋭く切り取るその作風は、国内外に熱狂的なファンを生み続けている。なかでも人気を決定づけたホラーゲーム『夜勤事件』は、深夜のコンビニを舞台に、じわじわと迫る恐怖と不可解な現象の連鎖を描き、YouTubeでの実況動画は総再生数6,000万回を突破(※2025年8月28日現在)。ゲーム実況文化とともに社会現象的な広がりを見せた話題作だ。
その実写映画化を手がけるのは、『きさらぎ駅』シリーズなど数々の都市伝説系ホラーでスマッシュヒットを連発し、“現代ホラーの旗手”として確固たる評価を築く永江二朗監督。ゲーム特有の没入感やプレイヤー視点の恐怖を、実写ならではの空気感とリアリティで再構築することに挑んでいる。
主演を務めるのは今夏のドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(25/関西テレビ・フジテレビ系)、映画『ミーツ・ザ・ワールド』(25)で注目を浴びる透明感と存在感を持つ、次世代を担う若手俳優・南琴奈。映画初主演かつホラー初挑戦で映画初主演かつホラー初挑戦で「最後まで目が離せない作品」と意気込む。共演者にはシリアスからコメディまで幅広い役柄を巧みにこなす実力派俳優・竹財輝之助、さらに「ONE N’ ONLY」(ワンエンオンリー)のボーカルとして注目を集め、俳優としても活躍を広げる関哲汰ほか、田中俊介、五頭岳夫、櫻井淳子、加藤夏希ら実力派キャストが脇を固める。
日常と非日常の境界線がゆっくりと侵食されていく恐怖。ゲーム原作ならではの構造と、永江監督の演出が生む“じわりと迫る気配”。その二つが融合したとき、スクリーンにはこれまでにない新たなホラー体験が立ち現れる。

舞台は、寂れた住宅街の片隅に佇む一軒のコンビニ。
女子大生・田鶴結貴乃(南琴奈)は、古びたアパートで一人暮らしをしながら、高時給に惹かれ夜勤のアルバイトを始める。日付が変わる頃、眠りについた街を抜け、橋を渡って向かう先は、蛍光灯の光だけが頼りの深夜の職場。
店長の指示のもと、品出しや廃棄処理、奇妙な客の対応に追われながらも、静かな夜はいつも通り過ぎていくはずだった。だが、ある夜を境に、店内では説明のつかない“違和感”が現れはじめる。差出人不明の自分宛の謎の配送物、不気味な言葉を残す老婆、誰もいないはずの通路の監視カメラに映る“何か”―
深夜のコンビニが静かに、しかし確実に“何か”に侵食されていく中、結貴乃が目にした“怪異”の正体とは——。

  • 【原作】
    Chilla’s Art
    アメリカ育ちである日本人兄弟を中心としたインディーゲーム制作チームで、主に和風テイストの⼀人称短編ホラーゲームを製作。2018年2月よりゲームを初リリース後、2025年1月現在で28作品をリリースし、短期間のペースでゲームを作り続けている。リアルな描写や不気味なグラフィック、衝撃的な演出が話題となり、ゲーム実況者、VTuberを熱狂させ、彼らを通してZ世代を中心にファンが拡大。さらにゲームの面白さだけなくほとんどが1,000円以下で買える値段設定や1作品が2時間ほどでプレイできる手頃さも人気の要因。
    そんなChillaʼs Art(チラズアート)はクラウドファンディングで資金を集めゲーム開発に充てており、その支援者たちはクレジットやゲームの中に出演できるという点でも話題となっている。
  • 【監督】
    永江二朗
    1979年生まれ、兵庫県神戸市出身。株式会社キャンター所属。
    2011年『2ちゃんねるの呪い劇場版』で監督デビュー。『ニコニコ生放送・ホラー百物語』にて『リング』『呪怨』『着信アリ』など厳選されたホラー100作品の中からNo.1評価に輝いた『心霊写真部』や『リアル鬼ごっこ』で知られる山田悠介原作の映画『骨壺』など数々のホラー作品を⼿掛ける。主演・吉沢亮で実写化した500万部を超える人気漫画『トモダチゲーム』3部作が好評を博し、2020年公開の映画『真・鮫島事件』(主演/武田玲奈)でネット怪談シリーズの監督を務めた。第2弾である映画『きさらぎ駅』(主演/恒松祐里)がスマッシュヒットを記録、配信サービスで配信開始されるやいなや、Netflixランキング1位・AmazonPrimeVideoランキング2位を獲得。第3弾としてネット都市伝説の集大成ともいわれる映画『リゾートバイト』が2023年に公開され、Filmarksの初⽇満足度ランキング第3位の評価を得た。2025年6月には『きさらぎ駅』の新作続編『きさらぎ駅Re:』(主演/本田望結)が公開され、前作同様のスマッシュヒットを記録。今、最もホラー界で注目されている監督である。

  • 【主題歌】
    Liza
    ロシア出身、歌とラップを操るバイリンガル・アーティスト。 17歳の頃から活動を始め「Planet」「Lonely東京」 「Who Are You?」をコンスタントにリリース。 そしてロシア語で綴った「нож (ノージ)」を発表するとYouTubeのフォロワーが3万人に増えるなど 更に注⽬を集める。 2022年7⽉22⽇にDigital AL「Who Am I? (DELUXE)」をリリースさせ、Apple Musicのオルタナティブ・チャー トで3位を獲得。
    またAbemaTV【ラップスタア生2023】にし、総応募数3457人の中から10名までに残る。 2024年10月18⽇にリリースした「PARALLEL feat. 7」は、TikTokにて44万投稿、総合閲覧数6億回まで広がり、Billboard Japan TikTok Weekly、Shazam、Spotify Japan, Vietnamバイラルチャート上位にチャートインを果たす。 圧倒的な文才力と存在感際立つメロディー、独特の世界観で同世代の支持を持つ、Z世代のニューアイコン。